正式名称は感冒と言う呼吸器官系の病

まず風邪という病気は存在しません。風邪は正式名称を感冒(かんぼう)といい呼吸器官系の症状、状態の総称のことです。普通感冒などと言われます。

風邪と初期症状が似ていて間違いやすい病気があるので覚えておきましょう。アレルギー性鼻炎、くしゃみと鼻づまりが出ますが発熱はありません。急性気管支炎、咳が止まらなくなり呼吸しづらく重症化すると数日高熱が続きます。

肺炎、胸の痛みと高熱があり息苦しさを感じます。子どもやお年寄りには危険で日本人の死因第4位です。インフルエンザ、潜伏期間1日から2日置いて3日目くらいに突然39度以上の高熱になったりします。気管支炎や肺炎の合併症などを引き起こすこともあるのですぐに病院へ行くことが大事です。

結核、風邪の初期症状と同じく倦怠感や食欲不振、咳や痰が続きます。ノロウイルス、冬に流行しやすく激しい吐き気、おう吐、下痢が風邪と違うポイント。実はここまであげた病気は風邪による合併症を引き起こしやすいものです。

風邪は万病の元と言われ、免疫力が低下しているので外部から侵入してくる細菌やウイルスに弱くなっています。また子どもは気管支炎や肺炎髄膜炎、蓄膿症や中耳炎になりやすいのでよく注意して観察することが大事となってきます。

はじめての子どもで風邪を引いたらびっくりして救急でもいいから病院へと焦る気持ちは分かるのですが、病院は病気の人が行くところです。当たり前の事ですが、病院行けば治るだけじゃなく感染もしやすいということです。

ただ生後6カ月未満の赤ちゃんはあまり風邪をひきません、風邪みたいな症状や高熱の場合は別の疑いもあるのですぐに受診しましょう。それでも不安になりますよね、そういう時にはお近くの病院に電話で相談してみることも一つの方法です。

たいていの場合、当直の看護師が聞いてくれるので素人よりは専門的な判断やアドバイスを受けることができます。市販の薬のテレビCMで「早く飲んで早く治そう」など当たり前のように流れているのですが、本当に早くなおるのでしょうか?実は市販の総合感冒薬には風邪を早く治す効果はありません。一時的に症状を緩和しているだけで、逆に長引かせることもあります。

むやみやたらに薬を飲んで無理するよりは、休養と栄養と睡眠をしっかり摂ることが風邪の一番の対処です。それどころか自分以外に風邪をうつすことにもなるので風邪を引いたら無理せずお家でゆっくり休みましょう。